HAL75ではX330とS150、
2種類のレーザースキャナを活用しています。
計測可能距離がX330は330m、S150は150mですので、
対象箇所の広さによって、使い分ける事が可能です。
どちらもレーザーを照射し、その反射によって距離を計測します。
計測された全ての位置情報は、X,Y,Zの座標データとして出力され、
その集合体が点群データとなります。
従ってレーザーが照射できない、裏の部分は計測できません。
複数のスキャンデータを合成する事で、このデータの取りこぼしを少なくします。
この点群データを基に、現場に作業員を張り付かせる事なく、
自社で様々なシミュレーションを行い、図面化し、工期短縮と
コストダウンを実現します。
スキャン時間は1ポイントあたり白黒で最短2分、
カラーでのスキャンで最短6分ほどです。
精度によってスキャン時間は増えますが、1ポイントあたり10分あれば
高精度でのカラースキャンが可能です。
HAL75所有しているレーザースキャナを紹介します。
設置型と手持ち型、いずれも米国FARO社の製品です。
Focus3D X330
Focus3D S150
・レーザースキャナからのデータ取り込み:FARO社SCENE
・点群データの作成、編集:ELYSIUM社InfiPoints、AutoDesk社ReCap
・3次元設計3D-CAD:AVEVA社PDMS12.0、AutoDesk社Plant3D
・各種シミュレーション: AutoDesk社NavisworksManage
・雨天での屋外使用不可
・作業員が映り込んでしまう為、スキャン中は無人にする必要あり
・データ容量が大きくなる為、サーバー容量とある程度のPCスペックが必要
・設置型の場合、三脚が立てられるスペース(足場)が必要